TETRA'S MATH

数学と数学教育
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水1リットルの重さは1kgであるか?(3)

 おおもとのキログラムの定義は、やはり水からきているようです。1790年頃、フランスにおいて、質量単位のモデルとされたのが「1メートルの10分の1で構成された立方体の升に入った、氷の溶けつつある温度(0度)における水の質量」だったのだそうです。

 考えてみれば、そこにはまず「メートル」があるのですよね。

 フランスでメートル法が制定されたのが1790年で、メートル条約の締結が1875年だそうです。日本が加盟したのは1885年頃。ヤード・ポンドが好きなアメリカ合衆国はいつ加盟したのだろう?と思いきや、原加盟国なのですねぇ。(そうして思い出す、タランティーノ「パルプ・フィクション」の「チーズ・ロワイヤル」)

 ちなみに、現在、SI単位で原器が存在するのは「質量」だけなのだそうです。それ以外は物理法則によって定義されているのだとか。

 で、面白いなぁと思うのは、国際キログラム原器の質量は「表面吸着などの影響により年に0.1µg程度増加している」とか、「2007年9月、国際キログラム原器が50µg軽くなっている事が判明した」とかいう記述があるのですが、その0.1μgや50μgを測っているのはだれ?ということです。原器を測れるあなたはだれ?

 なお、現在のキログラム原器は白金とイリジウムでできた直径と高さが等しい円柱だそうですが、2010年までに原器がシリコンによる球になるという話も上記リンクサイトに載っていました。うわぁ、美しいなぁ〜(でもどうやって保管するんだろう?)←ほんとかどうかはわからないですが。一方で、他の単位と同様に、物理現象で定義する研究も行われているようです。
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