TETRA'S MATH

数学と数学教育
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アメリカの小学校の先生とやりとりしているメールのこと

 去年の夏、二重数直線について思うことのまとめ(2012年夏)・1/出会いと印象というエントリのなかで、二重数直線についての質問のメールをいただいた、と書きました。差出人はアメリカの小学校の先生。とてもきれいな日本語の文面にびっくりしたのですが、日本での教師経験がある方とわかり、納得。

 で、何がびっくりって、アメリカでも6年生の比の学習内容の中に二重数直線が出ているんですって! 日本では早い段階から二重数直線を駆使しており、私はそのことに疑問をもっていたのですが、アメリカの場合は逆に6年生でしか出てこないので、下地のない生徒は相当に苦しむのではないか・・・とのお話でした。

 質問の内容は、二重数直線を使って「小数のわり算」をどう考えればいいのか、ということでした。かけ算はだいじょうぶなのだけれど、わり算を二重数直線を使ってどう解いたらいいのかこんがらがってきました、と。私はこれまで、「なにこれ!?」と思うだけで二重数直線の“使い方”をちゃんと考えていなかったので、これを機会にようやく二重数直線そのものに取り組むことになり、「なるほど、わり算をどう考えればいいのかさっぱりわからないし、そもそもかけ算もよくわからない」という結論に達したしだい。>カテゴリー:二重数直線

 このことは、先日、娘の学校で見た分数のかけ算・わり算の授業のあの「問い」にも関わってきそうです。そういえばあのときも、二重数直線が使われていたような・・・。全国の小学生のみなさーん、今度先生から「1m^2に何をかけると2/3m^2になりますか?」ときかれたら、「魔法」と答えましょう〜d(^^)>かけ算・わり算の文章問題における「1」の存在感

 あのときは結局、二重数直線を使ったわり算の(自分で納得できる)説明を私は思いつかず、お役に立てなかったのですが、最近また、同じ方からメールをいただきました。今回は分数のかけ算・わり算について。

 で、前回はお名前を出すところまでいけなかったので、今回あらためて(ご本人の許可を得て)紹介させていただきますと、Claire Hallinan さんという方です。クレアさんのサイトはこちらです↓

  Think Aloud
  http://thinkaloud-mathlessonplans.blogspot.jp/

  (教えていただいたのは、次のページでした。)
  Think Aloud >Common Core and Differentiation

 私はクレアさんに、「アメリカの小学生は、小数よりも分数のほうが得意ですか?」という質問をしました。そうしたところ、「分数も小数も得意ではない、教師もわかっていない」という内容のお答えをいただきました。ただし、ものさしはインチを使うとき分数で読むことが多く、25セントを1/4ドルと呼んだりすることから、生活に分数が密着しており、分数が身近に感じられるという面はあるかもしれない、ともおっしゃっていました。

 分数について、もう少し考えていきたいと思います。


(つづく)
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