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数学と数学教育
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ICCキッズ・プログラム2011

 ICCICCキッズ・プログラム2011 トランス→スケール 「ものさし」をかえてみように娘と一緒に行ってきました。7月上旬頃だったか、ICCのサイトをのぞいたときに、節電対策で10月まで閉館しているというようなことが書いてあったので、この夏はICCに行けないなぁと残念に思っていたのですが、その後キッズ・プログラムが開催されることを知り、しかも鳴川肇さんも参加されるということで、これは行かねば!!と楽しみにしていました。参加作品は次の3つ。

■ 寺田尚樹 《1/100の世界》 2011年
■ 野老朝雄 《kumapon(g)》 2011年
■ 鳴川肇 《平行カメラ》 2011年

 《1/100の世界》は、設置してある1/100の街並みに、自分で1/100の人間や動物や物を置いてボンドでつけることができます。そうすることで、街に物語が加わるというわけです。私も娘もやりましたが、まあ、この2人に向いていない細かい作業だこと(^^;。それでも意地でやろうとするのがこの親子であり。どれも上手で、よくできてるなぁと思う街並みの中に、「こ、これでいいのか??」という物語を追加してしまったのは私たち親子です、はい。ちなみに娘の物語は、「フェンスに手をかけて片足でスケートボードを踏んでかっこつけている人」、私の物語は、「チェロをもって出かけたはいいけれど、椅子は壊れかけているし、足が開けないロングスカートなので座れず、おまけに弓を忘れたのでチェロをもって呆然とたちすくむ女性」です。 <(_ _;)>モウシワケナイ・・・ 1/100って小さいんだな・・・というのが私の感想。1/100って難しいんだな・・・というのが娘の感想。でも、娘はこの1/100がいちばん楽しかったようです。

 《kumapon(g)》は、3つの作品の中でいちばんとっつきやすいものだと思います。この催しのポスターがグラフ用紙上の対数螺旋になっているのもkumapon(g)にちなんだものでしょう。黄金比によって大きさや比率を決めた複数の円を組み合わせて模様をつくり、画像として保存してコマ送りのアニメーションを作ったり、紙に色画用紙で貼っていって1枚の作品としてまとめたり。円という単純図形の組み合わせというシンプルさがかえって楽しいかも。でも、私が「円を接するようにしたほうがいいよ」といか「ぴったりはまるようにしたら」とか余計な助言をしてしまい、あとで娘に「その意味がわからない」と言われてしまいました。(^^;

 《平行カメラ》は、子どもにはちょっと難しいように思いました。オーサグラフの鳴川さんが画角に注目するというのはなるほどの展開だし、ストローやダンボール(かな?)といった身近な素材で平行カメラを作るというのも面白いし、実際に映し出された画面も独特の雰囲気をもっているのですが、他2つのようにダイレクトに参加できて個性を発揮する要素がないし(平行カメラを作ることはできたように思いますが、自分たちが作らなかったので未確認です)、展示の面白さがダイレクトに伝わってこないので、少なくともうちの娘は興味を示しませんでした。「意味がわからない」とのこと。14日にギャラリートークがあったそうですが、ご本人の話をきくとまた印象がガラッと変わるのかもしれません。ワークショップも予定されているもよう。

 ちなみに、ビスケット・ラボがお目当てでICCに行く気になったらしい娘は、いまはやっていないことをキッズ・プログラムを見終わったあとで知り、ご機嫌ななめ。ネットで遊べることを伝えたら、ようやく機嫌をなおしたしだい。

 いまは常設展示もないし、よほど興味がある人以外は、これだけを観に行くとちょっと物足りないかもしれません。でも、この夏はICCのイベントがないと思っていた私にとってはありがたかったし、平日で人も少なめ、1/100の人物作りにも十分時間をかけられたので、無料で楽しい&涼しいひとときを過ごせてよかったです(^^)。
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