TETRA'S MATH

数学と数学教育
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要素の中に集合を見出す(A系列構成)

 ハッセ図上での「現在」の移動と、粗視化した時空においては、要素で構成された出来事系列を、グルーピングによって粗視化するプロセスを眺めました。この作業では、要素と要素がどんどんくっついていき、全体の形としてはシンプルになっていきます。

 ということは、逆に考えると、集合で構成されたシンプルな構造の中をよぉくのぞきこんでみることで、そのなかの構造が見えてきて、くっついている要素と要素の関係も見えてくるかもしれません。

 たとえば、

  

というグルーピングの中をよぉくのぞいてみると、

  

みたいなことになっているのかもしれない。

 あるいは、粗視化ではスタート地点だった4次元のハッセ図を、要素で構成された出来事系列(B系列)としてではなく、グループピングされたものだったとしてとらえると……

  

 もしかしたら、こんな出来事系列↓において「現在」を指定したときのグルーピングだったかもしれない。

  
亀井図式について考えたときの“6次元”のハッセ図を、色を変えて使用)

 要素をグルーピングして、粗視化した時空をつくる。そのとき、グルーピングされたものは要素に見える。その要素の中に、集合を見出す。そして、集合の中にも集合を見出すことができる。どちらの方向の作業にも、際限がない。

 もうそれは、要素なんだか、集合なんだか……

 A系列なんだか、B系列なんだか……
郡司ぺギオ-幸夫『時間の正体 デジャブ・因果論・量子論』 | permalink
  

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