TETRA'S MATH

数学と数学教育
<< 今後のためのメモ3/遠山啓とデカルト | main | 集合数から順序数への移行と、圏の「関手」・1 >>

水道方式における系列(順序数)の教え方

 遠山啓は、数を順序数ではなく集合数から始めることをよしとしました。それはつまり、数を

   

としてとらえるのではなく、

   

としてとらえよう、ということだと思います。しかし、だからといって順序数はあつかなくてよい、ということはもちろんなくて、「数える」ということ自体は人間が考え出したすぐれた方法なのだから、そのために数の系列を教えることも大切だ、としていました。

 数の系列を教えるときにも、数珠つなぎとしての数を考えるのではなく、いち、に、さん、し、…という数詞を集合に対応させて考え、

   

 これをタイルを使って学ぶときには、「タイルを重ねる」という方法をとりました。

   

(参考文献:『新版 水道方式入門 整数編』遠山啓・銀林浩著/国土社/1971)


 なるほどね〜と思うことしきり。宮下英明先生の示されている系列とは対照的です。

 で、銀林浩著『集合の数学』によると、この集合数から順序数への移行が、圏の「関手」と関わっているらしいのです。
水道方式 | permalink
              
サイト内検索