TETRA'S MATH

数学と数学教育
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祝!完成「とれたての定理です 第5巻」

 少年少女数学愛好会「とれたての定理です 第5巻」がきのう届きました!

  

 わおーっ! 262ページの超力作、初の付録CD付で内容も充実していて、とても完成度の高い豪華な仕上がりとなっておりまーす!!

 「とれたての定理です」は高校生の数学研究レポート集です。指導されているのは「みやじさん」こと宮本次郎先生。私がみやじ先生と出会ったのは1996年頃。はや13年のおつきあいになるんですねぇ!

 今回の“とれたて”は、第4巻から8年目の発行、第1巻から約20年たつようです。全巻持っている果報者の私。しかも、第1巻は2冊しか残っていなかったうちの貴重な1冊をみやじ先生に分けていただいたのですぅ。 

  

 前回までは生徒さんの本名が載っていましたが、今回は名前(ファーストネーム)のみの記載になっています。個人情報に配慮してのことと思われますが、私はこのファーストネームでのレポートというポップさが、なんだか気に入っています(いかにも「少年少女数学愛好会」という感じがして)。軽快で新鮮。軽快ですが、内容は濃いです。

 第5巻のテーマは次の通り。


1. おいらの定理
   (ちなつ)

2. 音階のお話し
   (あや)

3. 何でも測定し隊!
   (あやか)

4. 遠近法で絵を描こう
   (かなえ)

5. 鏡像によるヴァーチャル立体
   (たかし・よしひろ・まさひろ・いっぺい・しょうご)

6. 鏡像によるヴァーチャル正多面体
   (みやじ)

7. 多面体フレーム内の石鹸膜
   (ゆっき・えりか)

8. 複素整数
   (しおり・あやの)

9. 2次元有界閉局面の分類
   (だいすけ・なおこ・やすえ・ゆりえ・ひろみ)

10. 立方体から正多面体を切り出す
   (まちこ・まさこ)

11.研究日誌(立方体から正多面体を切り出す)
   (まちこ・まさこ)

12.「立方体から正多面体を切り出す」をめぐる対談


 初期のころに比べると「手書き」のウェイトは低くなり、CDも付いていて、“作り込んでいる”(完成度があがっている)印象はありますが、素朴さや手作り感、親近感は失われておらず、むしろ高校生たちはさらに自由になってきているような気がします。また、テーマや表現方法にも個性が出ています。肩肘張って、力んで数学しているわけではない。ほどよい遊び心やおちゃめさを忘れずに、地に足つけて落ち着いて、「ふつー」に数学を楽しんでいる様子が伝わってきて、読んでいるこちらも心がほぐれてきます。(実際は大変なこともあったのかもしれないけれど!)

 ちょっとだけ中をのぞいてみましょうか!

(つづく)

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